おとぎ話しは現実を越え得るか
なるほど
韓国は大統領の任期が終盤近くになると政権がぐだぐだになっちゃうな。どこか制度設計がおかしいのだろう。例えば、議会に力が余りにもないので大統領制という天井を支えきれなくなるという事か、はたまた民主的な政権移行の経験の少なさからくるノウハウの蓄積のなさからなのか。こうなると弱り目に祟り目で、あちこちらから隙をつかれてたいへんな目になってるけれど、どんなものなのだろう。
前々から思っていたのだけれど、米国・露国・中国・日本にそこそこの人口を擁している朝鮮民族がうまく機能すれば極東の潤滑油になって、一大経済圏・国際ブロックを形成できると思うのだが。しかし、そうなってもらっては困る勢力が多いから今のこの状態なんだろうな。
戦後日本の思想水脈
戦後日本思想の系譜たどる論文集
http://www.nikkei.com/paper/article/?ng=DGKKZO05719600V00C16A8BC8000
岩波からシリーズで出版されるらしい。岩波書店
まだ詳細も3巻までしか出ていないが必読ものになる可能性も。ただ、岩波のこの手のシリーズはどうももうひとつという印象が強くて購入の踏ん切りがつかない。
面白そうなものだけピックアップするか。
「36協定」議論の有識者検討会
http://www.nikkei.com/paper/article/?b=20160805&ng=DGKKASGC04H18_U6A800C1PP8000
総理の言葉は結構純粋で清い内容です。そして、その思いの通りになればそれはそれで働く者にとってもイイ社会になるのではないでしょうか。
但し、その結果として働く会社自体が潰れなかったらという前提があるのではと考えてしまいます。規制強化で潰れるなら潰れてしまえという意見もあるらしいのですが、中小の企業で働く人にとって、自分の働いている会社は結構大切なものです。もし、潰れたら倒産したら、今と同じ条件では再就職は難しいと考える人が大多数だと思います。
労働時間法制に関する各側委員からの主な意見 (厚生労働省審議会)
やはり、働く人の力が弱いというのが根本原因なのかもしれない。しかし、それに対する経営者も相対的に力が弱くなっているのだろう。企業の系列化や合併が進み、いわゆる独立した中小企業というのは本当に減っている。
企業内だけで労使関係を完結させるのは現実的ではないのかもしれない。まあ、それで政府が乗り出している訳だが、法律や行政だけではなかなかうまくいくとは思えない。
ちょっと、ふーんな人事
伊達 忠一氏(だて・ちゅういち)道衛生検査技師養成所修了。党参院幹事長、北海道選挙区、当選3回、77歳。
少し気になったのでちょっと検索してみた。どこが気になったかと言えば大卒ではない点。議員さんでもめずらしいのに、参議院の議長で今までいたのだろうかと。自民党内でも当選回数の少なさや、大臣未経験などから異論もあった様なのですが。
結果、以前にも大卒でない議長さんはいらっしゃった様です。それを検索している途中でどの様な経緯で議員さんになったのかが気になりました。
ウキペディアによると、どうも衛生検査技師からその関連会社を立ち上げた今で言うところの起業家で地方議員からの叩き上げ。そして、高校無償化法案に対して党議拘束にも関わらず賛成票を投じている。本人はこの時の事をボタンの押し間違いとすっとぼけたらしい。
さて、所属団体議員連盟もおもしろい。
神道政治連盟国会議員懇談会
自民党国際人材議員連盟
日韓議員連盟
北京オリンピックを支援する議員の会
TPP交渉における国益を守り抜く会
臨床検査技師制度改革議員連盟
自民党遊技業振興議員連盟
パチンコチェーンストア協会(政治分野アドバイザー)
つまり、右派でかつ親中国韓国で、というスタンスか?閣僚の靖国参拝には慎重派らしいし、で、パチンコ業界が資金源のひとつか。派閥は首相と同じ細田派の最長老。
ここから類推してみると、党内の左右どちらにも繋がりがありそうな穏健派。改憲時の各会派との折衝役かな。それは考えすぎで単純に首相と同一派閥の最長老ながら大臣経験なしかつ今回も大臣就任の可能性がなかったので選ばれたのかも。