おとぎ話しは現実を越え得るか

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 見る前から話題になっていた。ここんところ何か文章として残して置こうと考えていてふと思いついたことがある。まあ、今更感があるのではあるが、このどんどん人が確実に死んでいっているはずなのにどこか浮遊感があって、現実味がなく悲惨な状況が目の前には表れないというのは、震災時の津波のライブを見ていた時と同じ感じがあるなと。
いろんなことを感じているあいだにどんどん状況は進んでいって、全世界を敵に回してしまうという話の展開は気持ちがイイというか、そうだよな。戦後すぐのゴジラってたぶんこんな映画として読まれていたんだろうな、というところか。空襲で逃げ回っていた現実がすぐ近くにあった時代の映画だもの。今回のゴジラもまさに今の映画か。

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